美味しい大根餅をひたすら研究する、料理部のKunicoです。

冬があけそろそろ冬大根の旬が終わります。大根にまみれた楽しい冬でした。
これからはみずみずしい春大根の季節がやってまいります。

台湾でメジャーな点心、大根餅。

以前ホテルのビュッフェでいただいた大根餅に衝撃をうけ、忘れることができなかった今まで。
外食で大根餅を食べ歩き、なかなか好みに出会えず憂いた日々に区切りをつけるべく、このたび「よっしゃ!」と重たい腰を上げレシピ再現に取り組み始めました。

わりとお料理が得意な私は「他のお料理と同じく丁寧に作れば別に難しいことはなかろう」と高を括り、色々なレシピを試しました。みました・・・みまsh・・・

ところがです。

大根餅は水分量や粉の量・種類で歯ごたえや美味しさがまるっきり変わってしまう繊細っぷりで、好みのものにたどり着くにまでには、なかなかな調整が必要でした。作り始めてから現在まで約三カ月ほどかかりました。。
失敗に失敗を重ね「美味しいけどコレジャナイ・・・」を繰り返し、自分好みの大根餅を作るべく、この冬は試行錯誤に費やしました。

まだまだ改良実験は続けますが。ひとまず検証実験で納得がいくものができ、実証実験で繰り返しの再現も安定的にできたため、ここいらでいったんレシピをまとめようかなと思っとります。

まずは道具についてのオハナシ。

意外と手間暇かかる大根餅、道具の準備が工程をとても楽にしてくれます。

■しりしり器

しりしり器

今まで野菜の千切りを苦に思ったことは一度もなかったのですが(包丁で切った方が余計な水分が出なくて好きなのです)、かっぱ橋道具街にある「三木商店」さまで見かけた「しりしり器」を300円で衝動買いいたしました。
何気なく買ってみたこちら。初めて使ってみたらびっくりするほど楽ちん&時短でした!大根餅に限っては細切り量が大量です。本当に便利!

その時の気分や時間によって、包丁を使ったりしりしり器を使ったり、好きなやり方で楽しんでいます。
もちろん、しりしり器は本来の通り「ニンジンのしりしり」や「ツナ入り無限ニンジン」にも使ってくださいね!

■蒸し器

蒸し器がなくても、大き目の鍋やフライパンに蒸しプレート(100均で買いました)を使えば、蒸し器の代用はできます!
そして蒸すかわりに電子レンジでもイケます。
※蒸した場合と電子レンジの場合、出来上がりに少々差が出ますが詳しくは次回の記事で。

鍋を蒸し器の代わりに

今までずっとお鍋で対応してきたのですが、今般思い切って22センチ「ステンレス角蒸し器」を購入してみました。やはり専用器具は水をたっぷり水槽に入れられるので大変使いやすく(空焚きの心配が減る)、蒸気もたくさんでます。こちらも同じく、かっぱ橋道具街にある「三木商店」さまでの購入です。

22センチステンレス角蒸し器

「蓋なしでもう一段足す買い方もあとからできますよ」「家庭用だと大体この大きさですよ」と親切に色々なことを教えてくださり、購入時は他店で買わずぜひまたお店に行きたいと思います。昔ながらの道具街、大好き。

蒸し器の使い勝手がすごく気に入ったので、今後は大根餅以外の蒸し料理のレシピも開拓していきたいところです。

■型(流し缶)

ひらべったい耐熱容器があれば、タッパーや耐熱ガラス容器などなんでも代用可能です!パウンドケーキ型でも良いのですが、あまり背の高い容器じゃないほうが熱の通りが均一になり、扱いが楽ちん&キレイな形に切り分けられれます。

今回は中華料理屋さんでいただくような、しっかりと角が立って見た目がきれいな大根餅を作りたかったので、同じく「三木商店」さまで15センチの流し缶を購入いたしました。

流し缶

もうワンサイズ大きいものでもぎりぎり蒸し器に入りましたが、あつあつの鍋から出し入れするため、余裕をもって15センチを選んで大正解でした。
流し缶のサイズによって仕上がり(切り方)の大きさが変わることなど、お店の方がとても親切に相談にのってくださいました。プロのアドバイスをうけながら、心配や不安なくお買い物ができます。

■おろし金

Kunicoのレシピでは大根餅にお水を入れません。
大根おろしから出る水分だけを頼りに粉を入れ(大根の水分を捨てる工程がどうしても嫌でした)、より濃厚に大根の風味を出します。なので「おろし金」は必須です。

現在は100均で買ったおろし金を使っていますが、こちらも一緒に「三木商店」さまで購入すればよかったと後悔しています・・・。手間がかかる作業は、良い器具に頼るのが一番ですね。近々買いにいきたいです。

■手ぬぐい

蒸し料理の場合、具材に蓋の水が落ちないようにラップやクッキングシートを必ずかぶせます。
水滴は結構な量が落ちます。まともに型の中に落ちた場合、食感が変わってしまうと思ったので、これを期に手ぬぐいも用意いし蓋にまきつける本来の使い方で水滴を防いでみようと思います。
手ぬぐいがない場合は、必ずクッキングシートやラップをふわっとかけて水滴を防いでくださいね。

水を落とさないためにも「赤子泣いても蓋取るな」なんですかね。。

てぬぐい

長くなりましたが、今回は以上です。
今回は「美味しい大根餅への道のりvol.1<道具編>」でした。

次回の記事は「美味しい大根餅への道のりvol.2<材料準備編>」です!